Kolkhoz(Колхоз) かつてのソビエト連邦にあった集団農場。1928年にヨシフ・スターリンが発表した第一次五ヶ年計画の中核として登場し、ソビエト全土で組織された。1991年のソビエト解体後、コルホーズはほとんど解体された。しかし、ロシア連邦では従来のコルホーズが形を変えながら一部で存在している。
『星の巡礼 ヨーロッパ周遊の旅 11000km』 Ⅰ ヨーロッパ前半 《スカンジナビア半島・イギリス・アイルランド 5500kmの旅》 2022年3月、ロシアによるウクライナへの特別軍事作戦が開始され、世界の目がロシア 大統領の前近代的な歴史観<大ロシア帝国>により、<国土回復、いや一度ロシア領で あった地域は、ロシアの地に還る>というロシア正教独特な考えを見せられることとな った。 さっそく、本棚に眠っていた旅日記を取りだして、約20年前のソビエット連邦から 解放されて間もない2001年当時のロシアを覗いてみたくなったのでシベリア横断鉄道に 飛乗った。 その後、ヨーロッパ周遊の旅に向かうはず…
記事には直接は関係ないけれど、3月末で、根室本線の峠越えの区間(富良野~新得)が廃止になったようだ。私はこの路線乗ったこともそのそばの道路を走ったことも無いけれど、近くは通ったことがある。 鉄道が(新しいバイパス路線の開通により)峠越えの区間が廃止されてしまう、というのはよくあること。 幹線道路だって、例外ではない。たとえその道路が残ったとしても、交通は新しいルートになり、古い道は通行量も極端に減って集落さえもなくなってしまう。 ただ、ロシアの場合は、ソビエト崩壊によりコルホーズが解体したりして、村が消滅し、たとえ山間部でなくとも過疎化になっているのであろう・・と想像する。 私はこの歌の歌詞を…
4月5日、国後島ゴロブニノ村(泊)に開校した中等学校と幼稚園の複合施設の建設費は、12億1,788万3,936ルーブルだった。連邦政府およびサハリン州予算から支出された。工事はクラスノヤルスクの建設会社SK グラードが請け負った。地元住民の決定により、名称はロシアの航海者ピョートル・イワノビッチ・リコルドと命名されたことから、5日の開校式ではリコルドの子孫が出版した有名な航海者の本が教師と学校職員、生徒に贈呈された。国後島の南部にはゴロヴニノ(泊)とドゥボボエの2つの村がある(ユジノクリリスク=古釜布から54km)。1940 年代から1950 年代にかけて、この地域には 12 の集落があり、漁…
公的機関(国や自治体)の実証事業を見ていて思った要改善点をブログに書いていきます。 実証事業は、国ではよく実施されています。新しい取り組みを自治体などが実施する際に、国費等を使って費用面を補助して、優良事例について他自治体への展開等を考えるような事業です。国が国費を使って自治体等をフィールドにして行う実証事業のほか、自治体が自治体予算を使って行う実証事業、研究機関が国費等を使って他団体にて実施する実証事業など様々なものがあります。 民間で言えば、研究予算や投資予算を使って新規事業を立ち上げたりすることってあると思うのですが、それとの違いとしては、費用が国費等で賄われることと、費用を払う側(主に…
択捉島在住のイリーナ・ニコラエヴナ・シュラムコワさんが93歳を迎えた。クリル地区行政府の幹部やシルバーボランティアの代表らが花束と贈り物で祝福した。イリーナさんはクリル諸島(※北方四島を含む千島列島)に70年近く住んでいる。会計士学校を卒業して、北クリルのパラムシル島で 30 年間働き、地元の人民管理委員会の委員長を務めた。その後、90年代に択捉島レイドヴォ(別飛)に引っ越し、漁業コルホーズで会計士として働き、地域の発展に多大な貢献をした。(「エトロフ・ニュース」テレグラム2024/3/2)
ラスト・オブ・カンプフグルッペVIII (VIII)作者:高橋慶史大日本絵画Amazon 出てたのを把握できていなかったけど、最新刊。 今回は、フランス総撤退中の装甲列車の戦い、ワルシャワ蜂起で悪名が高いSS第29武装擲弾兵師団“RONA”、まともに戦えた空軍地上師団である第21空軍地上師団、特殊部隊として著名なブランデンブルク部隊関連が3章、最後に水陸両用車LWSの各車両の戦歴を紹介する記事から構成。 第一章「実録『鉄路の戦い』」は、第32装甲列車を取り上げる。 装甲列車、いかつくていいよなあ。現実には、戦闘力は限られるようだけど。線路に規制されるから、どちらかというと後方での線路防衛、治安…
土台穴 (文学の冒険シリーズ) 作者:アンドレイ プラトーノフ 国書刊行会 Amazon アンドレイ・プラトーノフ『土台穴』(1930年執筆) 2024/1/9〜19(計10日間) 1/9(火) p.3~23 自然の擬人化が多め? 抑制的だがやや独特な文体。生きることの哀しみ、憂鬱さ。『あまりにも騒がしい孤独』を少し思い出す。 陽が西にとっぷりと傾くまで、ヴォーシェフは黙々と町を歩きまわった。それはまるで世界が広く知られる時を待ち望んでいるかのようだった。しかし彼には、この地上のことがあいかわらずぼんやりしていて、何もないのに、何かがはじまるのを何も妨げない静かな場所が体の闇にあるのを感じてい…
今朝の朝日新聞。 《23年ぶり党首交代か 共産党大会始まる》という記事がある。ネットでは、けち臭い「チラ見せ有料記事」がこれ。途中までしか読めないけれど、全部読む必要はまったくありません。 《共産党大会始まる 志位委員長の去就が焦点 発表は最終日の18日》 https://www.asahi.com/articles/ASS1H63F2S1HUTFK00C.html 要は志位委員長が23年間の独裁体制を敷き続け、党勢はどんどんと低迷しているんですね。ワシャの地元でもかつては複数の市会議員を出せていたのだが、今では1人がやっとこっさという状況。 まぁ国民、市民が共産党の主張のいかがわしさに気が付…
前日に行けなかった旧市街西側などの散策、ギジュドゥヴァンへの遠出、そしてハマム (ハンマーム:伝統的な公衆浴場) に行きました。まずはホテルで朝食をいただき、イブン・シーナー像からスタート。 ■朝食@スルタンホテル1泊40ドル、朝食付き。宿泊客が少ないためか、各人用に料理がテーブルにセッティングされていました。朝からどっさり。この他にフレンチトーストが出てきて、さらに「卵焼きは?」と聞かれましたが、さすがにお断りしました。 ①イブン・シーナー像 (*Map)イブン・シーナー (イブン・スィーナー/アヴィケンナ/アヴィセンナ:980~1037年) は、自分の中ではちょっと特別な存在です。イスラム…
不登校29万9048人 文科省が今年10月に発表した2022年度の「問題行動・不登校調査」調査によると、全国の小中学校で年間30日以上の欠席をした不登校児童生徒数が29万9048人になったそうです。(昨年度比22.1%増、10年連続増加、小学校10万5113人、中学校19万3936人 全在籍数の3.2%) 少子化が国内問題にされている中で、不登校の子どもは僅か5年前の2017年度の14万4031人の二倍超になり、今や30万人に限りなく近づいています。具体的に数字をイメージすると、全国の中学校の各クラス2名以上いることになり、日本の人口の3.2%と考えると、静岡県一県の人口を超えるほどです。 根…
(写真)こまねこウォークの参加者。 2023年(令和5年)10月15日、京都府京丹後市峰山町で開催された「ウィキペディアにゃウンvol.6」に参加しました。 1. こまねこウォーク 1.1 小野甚味噌醤油醸造 1.2 KISSUIEN Stay & Food 1.3 かさい食堂 1.4 金刀比羅神社 2. ウィキペディアにゃウン 2.1 編集記事 2.2 Wikipedia編集 2.3 Wikipedia「丹後国営農地開発事業」 1. こまねこウォーク 午前中はまちあるきイベント「こまねこウォーク」、午後はWikipedia編集イベント「ウィキペディアにゃウン」というスケジュールです。こまねこ…
* { font-size: 13px; font-family: 'MS Pゴシック', sans-serif; } p, ul, ol, blockquote { margin: 0; } a { color: #0064c8; text-decoration: none; } a:hover { color: #0057af; text-decoration: underline; } a:active { color: #004c98; } 息子とのお勉強話。長くなってしまう。それにしても自分たちも勉強していたけれど、息子と同時期にはコルホーズ、ソフホーズ、人民公社などと学んでいたわけ…
戦争と農業(インターナショナル新書) (集英社インターナショナル) 作者:藤原辰史 集英社 Amazon 『戦争と農業』藤原辰史著を読む。 『歴史の屑拾い』 藤原辰史著で著者が「戦時下、トラクターが戦車になった」という一文があって、もう少し深く知りたいと思ったら、この本に出会った。 以下、雑感メモ。 〇トラクターの出現により農業は一変した。それまでの農耕馬の代わりに農地を耕す。エサもいらない、伝染病の心配もない。ただし、農耕馬の糞は貴重な肥料になっていた。その代わりとして化学肥料が開発された。 〇トラクターに農業の生産量の向上を期待したのがソ連の初代指導者・レーニン。スターリンの時代には、ソホ…
前期、大学の実習で、不器用なわたしの子は、班員の足ひっぱりながらがんばっていたらしいんだけども、そのときに、宮沢賢治の「ミンナニデクノボートヨバレ」の一行を、ずっと心で思っていたらしい。 雨ニモマケズ、の詩ですね。 ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ サウイフモノニ ワタシハナリタイなつかしかったのは、その詩、子どもが3歳4歳のころに、お風呂で暗唱してた詩なんだわ。絵本にあったの、なんでも覚えてしまっていたころに、いっとき毎日お風呂で唱えてましたね。こんなところで、きみを支えてくれるなんて。 本も詩も日ごろ読まない子ですけど、詩は、小学校の終わりころに模試で出会った立原道…
幸福なモスクワ (ロシア語文学のミノタウロスたち) 作者:アンドレイ・プラトーノフ 白水社 Amazon 『幸福なモスクワ』アンドレイ・プラトーノフ著 池田嘉郎訳を読む。 世界初の社会主義国家ソ連の象徴とも言うべき首都モスクワ。孤児の少女は、その都市にちなんでモスクワ・チェスノワと名づけられた。本名を覚えていなかったからだ。父親はロシア革命の兵士。彼女は孤児院で育つ。感情が揺れ動く十代、なりゆきで結婚する。しかし、違和感が日々大きくなり、志願して航空学校に入学、女性パラシュート士になる。 美しい彼女は、時の人となり、たぶんプロパガンダにもうまく使われる。そこで、さまざまな男性と出会う。「行政官…