アルカンジェロ・コレルリ Arcangelo Corelli
1653年01月24日、イタリア、フジニャーニョにて生誕。1712年12月28日、イタリア、ローマにて没。
バロック後期のイタリアの作曲家、ヴァイオリン奏者。
幼時にフィレンツェでヴァイオリンを習い始め、1666年(13歳)からボローニャでヴァイオリンを学び、1870年(17歳)でボローニャのAcademia Filarmoniaに入学。ヴァイオリンのボローニャ楽派の基礎を作ったガイーバラ、ブルニョーリらに師事。
1681年トリオソナタ 作品1を出版し、1694年にはトリオソナタ 作品4を出版。1700年にローマで出版された作品5「12曲のヴァイオリンソナタ集」は、ヨーロッパ各地で数十回も再販されるほどの人気作品となった。バロック器楽形式における「ソナタ」の構造を完成させ、後進の手本となったとされる。
ヴァイオリン奏者としては、宮廷音楽家として活躍。1689年パンフィーリの楽長に就任。堅実な奏法でローマ樂派を確立した。また、その奏法を生かした楽曲を自ら作曲し、教育にも力を入れた。ヴィヴァルディは代表的な弟子である。