ジェニファー・ダウドナ及びサミュエル・スターンバーグの「クリスパー 究極の遺伝子編集技術の発見」(原題 A Crack in Creation: Gene Editing and the Unthinkable Power to Control Evolution)を読んだ。多分ニュートンなどの科学雑誌で「遺伝子編集技術が確立されて、実用化されてきている」というような記事を読んだのが、このCRISPRを最初に知ったきっかけで、その時はその内容の詳細はわからなかったので、興味を持ったが、それ以上は調べなかった。ところが、その技術の確立に携わった生物学者が書いた本があり、日本語訳が出たということで…