James Mangold(1964-) 監督、脚本家、プロデューサー
『君に逢いたくて』がサンダンス映画祭で評価され、シルヴェスター・スタローン主演の『コップランド』でメジャーデビュー。『17歳のカルテ』でアンジェリーナ・ジョリーに、『ウォーク・ザ・ライン』でリース・ウィザースプーンにオスカーをもたらした。
3.7 すぐ発砲する映画だな──と思った。マッツが演じているユルゲンの部下にすさまじく短気な奴がいて見境なく鉄砲を出すやバンと撃っちまう。彼以外でもわりとすぐに撃つ傾向があり、とりわけ相手がジョーンズ博士でないときはあっさりと撃つし撃たれる映画だった。 冒険活劇の王道を走る映画で文句はないが冒険活劇では細かいところを大胆に端折ったり見捨てたりするので小市民的にはそこここに細かい遺恨を感じた。たとえばモロッコではトゥクトゥクを強奪するしシチリアでは缶々を引いてはしる結婚披露車を強奪するしカーチェイス中に露天商の三つや四つは私財を失っているだろうが無論そんな細部を言ったら冒険活劇なんかつくれないの…
★★★★☆ あらすじ 妹の結婚式に出席するために空港にやって来た女は、謎の男と出会い、謎の事件に巻き込まれていく。 www.youtube.com 感想 陰謀に巻き込まれたCIAのスパイの男と、その巻き添えを食らってしまった女性の物語だ。最初は詳細を明らかにしないまま物語が進むのでうまく状況が飲み込めず、モヤっとした部分があるが次第に様子が分かってくる。それまでモヤモヤを埋めてくれるのは、スパイの男を演じる主演のトム・クルーズの最高の笑顔だ。彼が笑顔を見せるだけでなぜだか許せてしまうのは、スターの証と言ってもいいだろう。 主人公が巻き添えにしてしまった女を心配し、彼女を何とか守ろうとする様子が…
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」(2023)です。 映画は、先の大戦末期1944年から始まります。ロンギヌスの槍を奪還すべく忍び込んだインディ(ハリソン・フォード)がひょんなことから強奪された美術品の中からアンティキティラのダイヤルの半分を手に入れる処から始まります。 舞台は変わって1969年、米国は月面着陸した宇宙飛行士の歓迎パレードの中、インディはドイツ系の男達にアンティキティラのダイヤルを狙わられて襲われますが、何とか切り抜けます。ダイヤルは昔の仲間の娘ヘレンに奪われて、タンジールでオークションに賭け…
作品情報 原題:Indiana Jones and the Dial of Destiny 監督:ジェームズ・マンゴールド 出演:ハリソン・フォード/フィービー・ウォーラー=ブリッジ/アントニオ・バンデラス/ジョン・リス=デイビス/トビー・ジョーンズ/ボイド・ホルブルック/イーサン・イシドール/マッツ・ミケルセン 制作国:アメリカ 上映時間:154分 配給:ディズニー 年齢制限:G あらすじ 冒険家インディ・ジョーンズの元に現れた旧友の娘ヘレナ。彼女はインディが若き日に発見した伝説の秘宝「運命のダイヤル」の話を持ちかける。人類の歴史を変える力を持つとされる究極の秘宝をめぐってインディはかつての…
「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」2023年7月4日(火)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後3時15分より鑑賞(スクリーン3/E-16) ~ハリソン・フォードが年齢を感じさせない大活躍。集大成にふさわしい映画 ハリソン・フォード扮する考古学者インディ・ジョーンズの冒険を描くアドベンチャー映画「インディ・ジョーンズ」シリーズの第5作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」。15年ぶりの最新作にして、ハリソンが主演を務めるのはこれが最後となる。 もちろん私も過去4作はすべて観ている(全部劇場で観たわけじゃないけど)。それだけにワクワクする気持ちで映画館に出かけた。 考古学者で冒険家のイ…
封切り二日目。 席数407の【CINE11】の入りは八割ほど。 第一作の監督の『スティーヴン・スピルバーグ』や脚本の『ローレンス・カスダン』が、どれほどを構想していたのかは判らない。 しかし同作で「I'm your goddamn partner!」と叫んだ『マリオン(カレン・アレン)』が〔クリスタル・スカルの王国 (2008年)〕では本当にパートナーとして現れた時にはぶっ飛んだ。 『ダース・ベイダー』の「I am your father」を聞いた時に近い驚愕度合い。 そして本作でも、彼女は重要な役回りを持たされる。それも四十有余年を経て、その時のエピソードを再度使い回すとの使命と共に。 これ…
一条真也です。6月30日に全世界同時公開された映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」をシネプレックス小倉で観ました。現在80歳のハリソン・フォードが主演ですが、やはりヨボヨボ感はありましたね。それでも、お決まりのナチスやオカルト趣味も健在で、楽しく鑑賞できました。 ヤフー映画の「解説」には、こう書かれています。「ハリソン・フォードが考古学者の冒険家を演じる『インディ・ジョーンズ』シリーズで、宇宙開発競争が盛んだった1969年を舞台に繰り広げられるアクションアドベンチャー。アメリカとロシアの間で陰謀を企てるナチスの残党を阻止すべく、インディ・ジョーンズが立ち上がる。これまで監督を務めてきた…
原題は「Indiana Jones and the Dial of Destiny」 TOHOシネマズで初「MX4D」 鑑賞(チケット代+1,200円) 座席が動き、風が吹き、煙モコモコ、閃光がピカッ! 逆に映画に集中できない人もいるかも知れませんが(笑) 虫のシーンはかなりゾクゾク 気持ち悪いから(笑) 1944年、インディとオックスフォードの同僚で考古学者仲間のバジル・ショーは ナチスから歴史を変える力を持つというアルキメデスの秘宝 「アンティキティラのダイヤル」を手に入れました それから25年後の1969年 「アンティキティラのダイヤル」を手に入れようとする バジル・ショーの娘ウォンバッ…
アメリカのフォード社がカーレース王者のイタリアのフェラーリ社から、ル・マン24時間耐久レースにて王者の座を奪おうと奮起する物語。 『フォード vs フェラーリ』概要 あらすじ 感想 関連サイト 『フォード vs フェラーリ』概要 www.youtube.com 公開年:(米)2019年11月15日、(日)2020年1月10日 上映時間:153分 監督:ジェームズ・マンゴールド あらすじ カー・デザイナーとして活躍するキャロル・シェルビーのもとに、アメリカ最大の自動車メーカー、フォード・モーター社からオファーが届く。それは、ル・マン24時間耐久レースの絶対王者に君臨していたイタリアのフェラーリ社…
★この記事を読むと、ジェームズ・マンゴールド監督の映画『アイデンティティー』が観たくなります。 ★詳細はこちら→『ジェームズ・マンゴールド - Wikipedia』 ★詳細はこちら→『アイデンティティー (映画) - Wikipedia』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)…
ティモシー・シャラメがワーナーブラザースとの新しい契約を締結しました。この契約により、彼は「Wonka」と「Dune: Part Two」の成功を受けて、今後のプロジェクトで主演およびプロデューサーとして協力することになります。
監督:ジェームズ・マンゴールド 長いし詰め込みすぎだしで正直それほど良かったわけではないが、終盤のトンデモ展開は意外と好きかも。スピルバーグ風な作りも悪くない。ハリソン・フォードはちょっとは痛々しいかな。もう年なんだしゆっくり休ませた方がいい。ここまでやったのはほんと素晴らしいとは思うが。恐らくシリーズ最後だろう。お疲れ様でしたのちょいおまけ。
「フォードvsフェラーリ」見る。クルマ好きおじさんにはたまらない映画だろう。ただ、俺はそれほどクルマに興味が無いけどさ。。フォードGTは知ってたけど、それがルマン用に開発されたクルマだったのをはじめて知った。前評判通り良かったが、なんというか、欠点の無い映画という感じだった。 www.youtube.com 物語は、フェラーリにバカにされたフォードがムカついてルマンで勝利するまでの過程。後半の小一時間はルマンでのレースシーン。 好感が持てるのは、ほぼヒロインが出てこないところ。フォードで車を開発して運転する2人の男を中心に、男の意地と義理と人情、そして中間管理職の悲哀。 カネのかけ方も半端ない…
3:10 to Yuma 私:1957年、アメリカのモノクロ西部劇『3:10 to Yuma(邦題:決断の3時10分)』を簡単に紹介してくれる? ChatGPT:1957年のアメリカ映画『3:10 to Yuma』(邦題:決断の3時10分)は、モノクロの西部劇です。この映画はエルモア・レナードの同名の短編小説に基づいており、デルマー・デイヴィスが監督を務めました。 物語は、ダン・エバンス(演:ヴァン・ヘフリン)という名の一本足の農場主が中心となります。エバンスは、有名な無法者ベン・ウェイド(演:グレン・フォード)を捕えることに成功し、彼を列車「3:10 to Yuma(3時10分発のユマ行き列…
画像はAmazonより 以前からこの映画のことは知っていましたが、妻は自分だけ見て、あんまり面白くないとこぼしていました。そんなわけで長い間見る機会を失ってしまっていたのですが、ようやく見た、そんな感じです。 映画の概要 キャスト あらすじ 感想 映画の概要 監督:ニック・カサヴェテス 脚本:ジャン・サルディ、ジェレミー・レヴェン 製作:リン・ハリス、マーク・ジョンソン 上映時間:123分 製作費:29,000,000ドル 興行収入:115,600,000ドル キャスト ノア:ライアン・ゴズリング アリー:レイチェル・マクアダムス 老ノア:ジェームズ・ガーナー 老アリー:ジーナ・ローランズ ロ…
2023年度私的百合マンガ大賞(付・百合小説大賞)(https://snowwhitelilies.hatenablog.com/entry/2023/02/08/225429) 2022年度私的百合マンガ大賞(付・百合小説大賞)(https://snowwhitelilies.hatenablog.com/entry/2022/02/14/221729) 2021年度私的百合マンガ大賞(付・百合小説大賞)(https://snowwhitelilies.hatenablog.com/entry/2021/01/06/164228) 2020年度私的百合マンガ大賞(付・百合小説大賞)(http…
正直いつから書いていないのかはっきりしないのですが非常に久しぶりに「そういえば映画感想ブログ持ってたな」と思い出したので書きたくなりました。 2023年の映画です。 監督はジェームズ・マンゴールドです。17歳のカルテとかウルヴァリンとか。 本作の注目すべき点の一つとしてはDeーagingですね。つまり、現在81歳のハリソン・フォードの顔をCG技術で若くして若い時代のインディを演じさせたわけです。 これが驚くほど違和感がなくて! 脚本もめちゃくちゃ過去四作のインディ・ジョーンズシリーズでして、よく研究して書いてるんだなぁという感じでした。前半はそうですね。 後半はインディが現在の年齢のインディな…
2023年まとめ後半です。 後半はTVアニメ・ドラマもピックアップ 劇場観賞16、2023年計29本 TVアニメ3本 ドラマ3本 月別劇場観賞映画 7月 【劇場】インディ・ジョーンズと運命のダイヤル youtu.be まさかの15年振りの新作。クリスタルスカル見たのがはるか昔ですね。今調べていて知りましたが、傑作「ローガン」のジェームズ・マンゴールド監督ということで納得の完成度でした。 【劇場】君たちはどう生きるか youtu.be 日本史上初ゴールデングローブ賞受賞、もしかしたらアカデミーショーもまた狙えるのでは?こちらも「風立ちぬ」より10年振りの宮崎駿さんの新作。今度こそこれが最後の長編…
どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。 2023年の積み残しというか、旧作の記録。11月は記録的に旧作を見ていませんでしたが流石に多少は見ました。ヤマトは映画館で観ましたし、全部で10本ぐらいは見てたのかな?新年からはアニメの予習がしこたまあるので本数減るかな…
ハリソン・フォードが考古学者の冒険家を演じる『インディ・ジョーンズ』シリーズで、宇宙開発競争が盛んだった1969年を舞台に繰り広げられるアクションアドベンチャー。アメリカとロシアの間で陰謀を企てるナチスの残党を阻止すべく、インディ・ジョーンズが立ち上がる。 これまで監督を務めてきたスティーヴン・スピルバーグはジョージ・ルーカスと共に製作総指揮、『フォードvsフェラーリ』などのジェームズ・マンゴールドが監督を担当。フィービー・ウォーラー=ブリッジやジョン・リス=デイヴィス、マッツ・ミケルセンなどが共演する。 第2次世界大戦末期。考古学者のインディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)らは手にした者が…
鑑賞環境問わず2023年見た映画から印象的な作品をPickup。 ブランクありましたがそこそこ映画鑑賞戻ってきました。以前のように観たい作品なんでもは見れず、むしろ見落としの方が圧倒的に多くなってきましたが、それだけに偶々出会えた映画一本一本の記憶を大事にしていきたい。 THE FIRST SLAM DUNK(井上雄彦、2022年/日本) 全体としては手探りの映画制作は伝わってくるなんとも言えない構成なのだけど、その分も試合シーンの目が吸い込まれていく躍動が引き立つ。抗えなかった。 ミンナのウタ(清水崇、2023年/日本) 視点変更で「アイドルが宿泊しているホテル」が立体化してホラー装置を組み…
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 早速2023年のベストテンを。今回もあえて時流に逆らい、全て映画館で見たものに限定で。 その前に特別賞を。オタール・イオセリアーニの全作品。理由はここに記すまでもないだろう。 まずは新作映画ベスト。先達に敬意を表し、生年順。なおベスト候補が20本近くもあったので、今回は特例として、映画祭でしか上映されていないものは除外した。 「遺灰は語る」(パオロ・タヴィアーニ)「フェイブルマンズ」(スティーブン・スピルバーグ)「枯れ葉」(アキ・カウリスマキ)「小説家の映画」(ホン・サンス)「ザ・キラー」(デビッド・フィンチャー)「インディ・ジョー…
7月 シティシリ・モンコルシリ監督作「ハンガー:飽くなき食への道」("Hunger" : 2023) グリンダ・チャーダ監督作「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日」("Angus, Thongs and Perfect Snogging" : 2008) Amazon「ワイルド・アイルズ 壮観なイギリス諸島」("Wild Isles" : 2023) リー・ダニエルズ監督作「ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ」("The United States vs. Billie Holiday" : 2021) ロブ・ジャバズ監督作「哭悲/The Sadness」("哭悲" …
あけましておめでとうございます。 〇 昨年の後半から、なんとはなしに元気が出ずにボンヤリしていたら、「あっ」という間もなく年が変わって2024年が始まってしまいました。光陰矢の如し。 〇 というわけで、2023年に観た映画等の備忘録リストです。今年初見は135作品(短篇、TVMなど含む)とTVアニメ、ドラマシリーズなどをいくつかでした。 末尾に “◎” のあるものは劇場で観たものです。気まぐれに短い感想を書いた作品もありますので、よろしければ過去投稿記事をご参照いただければ幸いです。それでは皆様、本年もよろしくお願いいたします。 ※ 【2023年 鑑賞作品リスト】 ◆『神々の山嶺』(パトリック…
たぶん見た順。コンパートメント No.6(ユホ・クオスマネン) フェイブルマンズ(スティーブン・スピルバーグ) ※イスラエルによるガザでの虐殺と、それを監督が支持した点をふまえても、今年見た中で忘れがたい一本ではある アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(ジェームズ・グレイ) 小説家の映画(ホン・サンス) アステロイド・シティ(ウェス・アンダーソン) インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(ジェームズ・マンゴールド) クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(デヴィッド・クローネンバーグ) 遺灰は語る(パオロ・タヴィアーニ) 枯れ葉(アキ・カウリスマキ) ショーイング・アップ(ケリー・ライカート) サ…