左から上尾直毅、荒木優子、若松夏美、鈴木秀美のみなさんバロック音楽の大家コレッリと、彼に影響を受けた作曲家の作品を集めたコンサートを聴きました。演奏はいずれもこの分野の第一人者ばかり、贅沢な時間でした。トリオ・ソナタというと、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの組み合わせを思い浮かべますが、それはずいぶん後の話で、コレッリの時代には2つの旋律楽器と通奏低音、というのが標準(終演後に鈴木秀美さんに確認しました!)。今回も旋律楽器である2本のヴァイオリンと、通奏低音のチェロとチェンバロ、という編成でした。前半に奏されたコレッリとテレマンのトリオ・ソナタでは、2つの旋律が絡み合う音楽を通奏低音ががっちり…