ギヨーム・ド・ロリスの《薔薇物語》を未完と考え,その続編として約1万8000行を書いたフランスの詩人。
その文体は詩情に乏しく衒学的であるが,当時の新興市民階級の批判精神や反抗精神に富む哲学観を展開し,人間の理性と自然を尊重した。