メルヴィルとブレッソン、同じ匂いはするが似て非なる別物 こう書くと誤解がありそうだが、個人的には双方とも最愛の映画作家である。事実、ジャン=ピエール・メルヴィルとロベール・ブレッソンはよく比較されるし、「海の沈黙」と「抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-」は、第1回岩波ホールセレクションにて上映された。そして、今回の記事の目的は、唯一日本語版の全作品を所持している(VHSを除く)映画作家なのに、未ソフト化の作品がある。そのソフト化を渇望し、啓蒙活動としたい【永久保存版】。 目次 【メルヴィルvsブレッソン】価値観の形成について 【メルヴィルvsブレッソン】ふたりの違いと共通点について 【メ…