和訳すれば “春の妖精”。 言い得て妙というか、ネーミングの切れ味によくぞ…とは思いませんか。 まだ早春の広葉樹林帯芽吹き前、ひっそり現われて花開き、数週間後には地上からすべてがかき消えてしまう、まさに忍者のような多年草群。 今回はその中からアマナをリストアップ。 ご存じのとおり“甘菜”なので、昔は食用に。 でも気候変動激しき昨今はもはや希少種、寂しい限りではありますが…。 黄花の甘菜 卵形の鱗茎から花茎を伸ばし、茎頂に散形状に黄色花をつける。 3月下旬のころは、キバナノアマナ(キバナノアマナ属)。 お日様が大好きで、南国お四国のとある低山、標高900m前後の原生林帯には今年もそのお姿…