「カンタブリアの突風」 100m11秒の俊足を飛ばし、鮮やかなドリブルテクニックで左サイドを突破。精度の高いクロスを武器とし、得点力も兼ね備えたウィンガー。その颯爽たる雄姿で「カンタブリアの突風」の異名をとったのが、フランシスコ・ヘント( Francisco Gento López )だ。 ほとんどのキャリアを過ごしたレアル・マドリードでは、ディ・ステファノ、プスカシュとともに第1次黄金期を築き、チャンピオンズカップ5連覇の偉業を達成。代替わりしたチームでもキャプテンとして優勝を果たした。 スペイン代表としては43試合でプレー、ワールドカップは62年のチリ大会と66年のイングランド大会に出場し…