読んだ本 『マナートの娘たち』 ディーマ・アルザヤット 小竹由美子訳 東京創元社 シリアで生まれて七歳の時にアメリカに移住してきたアラブ系アメリカ人作家の短篇集。 書店の店頭に立っていたあの時、私はとても困難な状況にあったので、本の帯の「わたしたちは、だいじょうぶだ。」という文字にすがるように手に取りました。 『浄め(グスル)』 亡くなった弟を憶う姉の悲しみがひしひしと伝わってきます。 『マナートの娘たち』 視点があちこちに飛んでちょっと難しかった。 『失踪』 今村夏子さんの『こちらあみ子』を思い出しました。 『懸命に努力するものだけが成功する』 今話題になているあの事務所の事件を彷彿とさせる…