Anthony Keith (Tony) Gwynn
80〜90年代のMLB選手。
通称「打撃の職人」「キャプテン・ビデオ」。*1
左投左打、ポジションは外野手。背番号は19番。
1960年5月9日生まれ。米国カリフォルニア州出身。
サンディエゴ大学でバスケットボールの選手として活躍。
1981年、ドラフト3位でサンディエゴ・パドレスに入団。
1982年、メジャー昇格。
走攻守三拍子揃った選手として活躍。1984年、打率.351で首位打者のタイトルを獲得。
1987年から1989年にかけて3年連続で首位打者を獲得。
リーグを代表する生え抜きの巧打者として、1980年代、1990年代のパドレスを支えた。
同時期に活躍したウェイド・ボッグスと比較され、「ナ・リーグのボッグス」とも表現された。
類稀なる打撃術の持ち主で、悪球でも打ち返すことで知られた。
1990年代以降は打撃を中心に活躍。1994年から1997年にかけて、4年連続で首位打者を獲得。
また、MLB史上2位となる通算8度の首位打者を獲得。
1999年、通算3000本安打を達成。
2001年、現役引退。
実働19年間で打率3割を18度、通算打率.338、通算2440試合に出場、通算3141安打、148本塁打、1138打点を記録。
オールスターゲーム出場15回。
2004年、背番号19番がパドレスの永久欠番となる。
現在はESPNの野球解説者を務める。
また、母校サンディエゴ大学野球部の監督として、後進の指導にあたっている。
2007年、米国野球殿堂入り。
*1:研究熱心で、対戦相手のビデオをよく見ていたことから命名。