トム・フィリップスのとてつもない失敗の世界史(原題 HUMANS A Brief History of How We F*cked It All Up)を読んだ。本書は我々人類が過去から未来にわたって犯してきた愚かしいミスをあげつらった本である。扱っている範囲は広範囲で、環境、外来種、独裁者、民主主義、戦争、植民地政策、外交、テクノロジーにわたっている。本書の作者はイギリスのジャーナリスト兼ユーモア作家で、文体がイギリス流のブラックなジョークというか皮肉になっていて、ちょっと鼻につくので、読者を選ぶかもしれない。実際、私はあまりなじめなかった。それと、知らないことも多々あったのだが、また同じく…