イタリアのトリノにある聖ヨハネ大聖堂に保管されている聖骸布は、処刑されたイエス・キリストの遺骸を包んだ布と言われています。 イエス・キリストが処刑されて死亡してから3日後に復活するまで遺体がくるまれていて、その間に滲み出たイエス・キリストの血液や体液が染み込んだとされています。 その大きさは、縦4.41m、横1.13mの杉綾織の亜麻布で、生成りに近い象牙色の布の上に、痩せた男性の全身像(身長180cm)がネガ状に転写されているように見えます。 布上に残された全身像の痕跡から、頭を中心に縦に二つ折りにして遺骸を包んだと見られ、頭部、手首、足、脇腹部分には血痕が残っているのも確認されています。 こ…