Driving Miss Daisy 1988年にオフ・ブロードウェイで上演されて、評判となったピューリッツァ賞演劇部門を受賞したアルフレッド・ウーリーの戯曲。 1989年、ブルース・ベレスフォード監督、ジェシカ・タンディ、モーガン・フリーマン主演で邦題『ドライビングMissデイジー』として映画化された。1990年のアカデミー賞作品賞など4部門を受賞。 その後、世界各国で上演されている。
Driving Miss Daisy
そうか、こんなふうに咲くのか。 アメリカ合衆国南部、ジョージア州アトランタの、街から離れた裕福なお屋敷だ。夫に先立たれた、退職教師の老婦人が、独りで住んでいる。長年の奉公で気心知れた黒人メイドが、毎朝かよってくる。 息子は紡織会社の社長で、社交家の妻と街に住んでいる。母が心配で同居したいと考えた時期もあったが、匙を投げた。あまりに気位が高く、自信家で、なんでも思いどおりにやりたがり、他人に口うるさい母だ。そこへもってきて妻もまた、地域活動や地方政治にも一家言ある、才色兼備の女性だ。折合いがつくはずがない。 あたり一帯が棉花畑だった時代、亡き父が一生働いて、どうにか道を拓いた紡織工場だ。後を継い…
無能なナナ 9巻 (デジタル版ガンガンコミックス) 作者:るーすぼーい,古屋庵 スクウェア・エニックス Amazon 1月20日の視聴 ・『NHK映像ファイル#698 あの人に会いたい「高見のっぽ(俳優)」』 →2022年9月、88歳で没。この、直近でなく亡くなった方のチョイスはどういう基準なのだろう? →「できるかな」の前番組(「なにしてあそぼう」)から続けて“ノッポさん”だったの?それにしてもそれを20年も…。どういうきっかけで採用されたのよ、パッとしない芸人が…。 →ノッポさんが喋って、ゴン太くんがしゃべるんかーい!って、今ならツッコミ入りそう。どっちが独自キャラなのか分からん。 →最終…
2022年 91分 フランス 監督:クリスチャン・カリオン出演:ダニー・ブーン、 リーヌ・ルノー 街中ドライブのロード・ムービー。 ★★★☆ パリでタクシー運転手をしているシャルル(ダニー・ブーン)。思うような稼ぎは出来ず、ほとんど休みなし、しかも細かい違反が重なって免停スレスレ。くそ、どうすりゃいいんだ、と、愛する妻の手前もあり不機嫌、無愛想。ま、そうだよな。 そんな彼に長距離の仕事依頼が来る。パリの地形には疎いのでよく判らないのだが、街の反対側まで行くことになるらしい。そんな遠いところ嫌だよ。そこから迎車のメーターを倒してもよいから行ってちょうだい。迎えに行った古いお屋敷の前で乗せたのが9…
【あ】 アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男(2015独) アガサ・クリスティー ねじれた家(2017英) アルマゲドン(1998米) 暗殺のオペラ(1970伊) イエスタディ(2019英) 硫黄島からの手紙(2006米) 女の一生(2016白) 【か】 かくも長き不在(1961仏) 切り裂き魔 ゴーレム(2017英) ゲティ家の身代金(2017米) コレクター(1965) 【さ】 ザ・ビートルズ:Get Back (2019英) 静かなる叫び(2009加) ジュピターズ・ムーン(2017洪) ゼロ・グラビティ(2013米) 【た】 ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000丁) 父親たちの星…
『ドライビング ミス デイジー』1989,米私のすまいのテレビはデジタル放送以降みれなくなっているのでときどきくちかけた実家で見ます.**昔,近所のレンタル屋で借りてみた作品.当時,私は,ヨーロッパ映画をみにいき,テレビでは,深夜の水木の映画番組で日本映画をみていたような時代.**そのときは,愉快な映画だと思ってみてそれだけでした.歳をとってからみると時代と登場人物の意味がやっとわかってきておどろきました.**ドイツ系のユダヤ人一家が戦後のアメリカ社会で生きる様子を描いていたのでした.元小学生教師のデイジーが老化で車の運転ができなくなり老いた黒人ドライバーを受け入れていくストーリー.**しだい…
全10項目●代表作 ●「大アンケートによる洋画」 ●〃「日本映画」●「青春の数 外国映画」 ●「100万人の映画ファン」外国映画篇 ●「ミステリーサスペンス」●「ラブシーン」 ●「月刊スターログ」1987年2月号 ●「戦後生まれが選ぶ洋画ベスト100」 ●「コミック作家は恋愛がお好き」 「白い少女(ジョルジュ・フランジュ)」より 全10項目 ●代表作 漫画「たたらの辻に…」、 「凍りついた瞳」シリーズ等 漫画家として活躍する女性ささやななえ(ささやななえこ)が影響を受けた・好きな映画。 ●「大アンケートによる洋画ベスト150」より10本 ※「ささやななえ」名義 自転車泥棒 ヴィットリオ…
2018年の日記から。 8月28日 『ドライビング・ミス・デイジー』、なかなかよかった。 こういう映画を作ることのできるアメリカの懐の深さ。そして、ハンス・ジマーのあのテーマ曲。ジェシカ・タンディ(デイジー)とモーガン・フリーマン(ホーク)の友情が一筋縄ではいかないのがよかった。本当に友情が成立するのは、デイジーが完全な認知症?になってから。 それまでには根深い人種差別が横たわる。最初はホークを毛嫌いするデイジー。昔教師だったというだけあって容赦のない、キツイセリフ回し(一語一語はっきり発音)。鮭缶を盗んだ盗まないのときの誠実な態度から少し変わる。墓参りで、ホークにBとR(BAUER)を教える…
何かとトランスジェンダー活動家(TRA)は女性自認の男子が女子空間に入れないのは、昔黒人が白人施設に入れなかったのと同じで差別だというが、公民権法が通った1964年前のアメリカ南部での組織的な黒人差別は、今「トランスジェンダー」と言われる人々が受けているような「差別」とは質も程度も全く違うものである。だが、どこがどう違うのかを知るためには、昔のアメリカの黒人差別がどんなものであったのかを知る必要がある。 日本の皆さまは、アメリカでは黒人差別があったということはご存じでも、それがどのようなものだったのかということについてはよくご存じないだろう。いや、それを言うならアメリカ人ですら、実際の黒人差別…