◆Harbot*1
So-netのコミュニケーションサービス。自分のWebページに住ませることができる。いろいろ便利な機能*2が使えたり訪問者の相手*3をしてくれたりする。
また季節ごとに様々なイベントが開催されている。イベントはランダムに行われる。イベントはハーボックスのボタン「○○××」を押して、管理人がハーボックスにログインした後に、ハーボックスの内部で開催され、イベントに参加できれば記念アイテム*4がゲットできるというものである。記念アイテムは、有料版であれば日記帳に名前と共に保存される。また、記念アイテムをためる事によって、記念アイテムの数に応じてプレゼントをもらえたりする。
Harbotを用いたコミュニケーションは、素材サイト、リングサイト、ランキングサイト等各方面に大きな影響を与えHarbotファンを増加させた。その傾向は、2001年から2004年が著しく、それ以降は平行線を辿る。
2006年あたりから、イベントの範囲がマクロ的なものからミクロ的なものに以降し、冬のギフトや夏のギフトといったアイテム交換*5が、リンクカードを交換していなくても、そのギフト名を当てるともらえたりするような形へ移行された。
2008年7月31日(木)15時をもって、「ハーボット」および「ハーボット・ダイアリー」のサービス終了予定。
◆Harbot公式ブログ
そのような中、公式ブログは、2006年夏から試験的に公開された。
元々、ハーボットのアイテム交換は、コミュニティ*6を通じてやり取りするものだった。
しかし、2006年以降は、2006年以前に配布したそれらのギフト(アイテム)の配布が一括形式で行われた。掲載されているコンプリートの図は、ギフト*7の名前をあてて、ギフトを全部取得した際に表示される画面である。
このように、リンクカードを交換している相手にギフトを送信する仕組を通じて、各ハーボックスを所持しているオーナー同士がギフトを送りあったり、一方がプレゼントとして相手方へ送るといったシステムが完全に廃止され、ハーボックスを所持していればクイズ形式で誰でも各アイテムを取得できる形式に変わった。
その為、はじめてそれらのギフト(アイテム)をみる新規参入のオーナーにとっては、アイテムの名前が想像しにくく分かりにくいという問題点があった為、それらの問題点を公式ブログを通じて「なぞなぞ形式でヒントを出す事で解消しよう」という試みが開始されることとなる。
◆Harbotマンション
HarbotBBSのCGIをid:teppyさんが作成され、CGIの配布が無料で行われた。BBSはハーボックスの中のハーボットがしゃべるという画期的なデザインと機能で多くのファンの支持をあつめ、当時Harbotをウェブサイトに設置している方々のほぼ9割が、id:teppyさんが作成されたBBSをウェブサイトの方に設置しており、ハボマンション(id:teppyさんのウェブサイトにあるHarbotBBSを設置できるコミュニティ)はその中でも絶大な人気をしめていた。
しかし、残念な事に2007年をもってHarbotマンションは閉鎖となった。
*1:Harbotというのは、ハーボリオンに住んでる存在です。ハーボリオンというのは、我々が日々使っているインターネットそのもののメタファです。
*2:主な機能としては、カウンター機能等がある。
*3:ハーボックスの「?」を押して、ハーボットがもっているプレートカードから、「ゲームをする」を選択すると、オセロやハボカート等のゲームで遊んだりする事ができる。また、ゲームをするとハーボットが名前を記録してくれるので、ハーボックスを所持しているオーナーに自分の名前を知らせる事ができる。ただし、無料版と有料版とで差別化がはかられており、有料版には来訪者の名前がハーボットの日記帳に記載されるのに際し、無料版は1日ごとにオーナーがハーボックスにログインしなければ来訪者の名前を確認できない等のデメリットがあるので、ハーボットはppp接続では使いにくいという難点もあったものの、ADSL等が各家庭に普及するにつれ、ハーボックスを設置するサイトもじょじょに増加した。
*4:ハーボックスの中にいるハーボットが遊ぶ事ができるおもちゃ。折り紙やプール等様々なアイテムがある。
*5:2006年以前においては、ハーボットをサイトに設置している各オーナー同士がハーボットを通じてリンクカードを交換していなければ参加できなかったイベント
*6:リンクカードを交換しているもの同士でアイテムを交換する仕組、若しくは、リンクカードを交換しているもの同士の一方がギフトの季節になったらアイテムを送信する仕組
*7:ハーボットのギフトは主に夏と冬の2回あり、夏には花火や蛍、冬には羽根突きや凧揚げなどその季節に応じたアイテムが用意されていた。