『宮廷女官チャングムの誓い』の登場人物。
名前はハン・ペギョン(韓白榮)、「尚宮」とは朝鮮王朝の女官の役位名。
もともと口数が少ない性格の上に、たった一人の親友パク・ミョンイ(=主人公チャングムの母)が、宮廷に巣食うチェ一族の陰謀の犠牲になり亡くなってからは、さらに心を閉ざすようになった。
見習女官として宮廷入りしたチャングムの真っ直ぐな性格に触れているうちに、徐々にチャングムに対して心を開いて行き、ついには、愛のあるスパルタ教育を施して、チャングムの「味を描く才能」を開花させる。
チャングムが非業の死を遂げた親友ミョンイの娘だとは知らないままに、チャングムと助け合い、チェ一族の陰謀と戦う中で、弟子と師匠、あるいは、義理の親子といった絆を深めて行き、ついに、「最高尚宮」の地位に着くのだが・・・
番組の中では、冬は虫で夏はキノコという冬虫夏草(滋養豊富な食材)に似た人というコトになっている。なんだか悲しい・・・
水剌間(スラッカン)の女官でチャングムの母ミョンイの親友。
見習い時代のチャングムの面倒を見、以後、チャングムの師となる。口数は少なく真面目で厳しいが、料理の腕とその細やかな心配りは秀逸。宮廷内の陰謀に巻き込まれ、謀反の罪でチェジュドに送られる道中で命を落とす。