正式名称「BUFFALO SPRINGFIELD」。1966年4月結成。
スティルスとフューレイがL.A.の路上で渋滞に巻き込まれている所に、サンフランシスコに向かう対向車線に、ヤングが当時自家用車にしていた、一度見たら忘れられない、おんぼろでバカでかい霊柩車を見つけ、劇的なタイミングとシチュエーションで再会し、バンド結成にいたった。
モビー・グレープの『ワウ』(Moby Grape "Wow" 1968)がオールデイズレコードよりリイシューされた。今回のリイシューに際して、発売当時、初回限定盤に付属していた「Grape Jam」のトラックが追加収録されている。ただ、2007年に『Grape Jam』のみでリイシューされた時は未発表のトラックが3曲追加収録されていたが、今回は無し!Wowはもちろん所有していて耳タコだが、今回はこのJamおが目当てだっただけに残念だ。 オールデイズレコードからのリイシューだが、ジャケットが改変されているのが残念。このJamにはマイク・ブルームフィールドとアル・クーパーが参加しているのだが、この…
細野晴臣 について その3。一年くらい前にある程度記していたから、自分ではすっかり書き上げてupずみと思っていたけど、そのまま忘れていただけだった。 人間の約束 は吉田喜重・監督による映画で、1986年9月に公開された。原作は佐江衆一の老熟家族。細野晴臣が音楽を手掛けたのだけど、サントラはリリースされていない。人間の約束に使用された音楽の一部は後にアルバム ommi Sight Seeing に収録された。 OHENRO-SAN ってタイトルで。 アルバム紫式部 源氏物語 サウンドトラック 1987年11月リリース。細野晴臣のエピックソニー移籍第一弾。全12曲を収録。初回盤はボックス仕様。 紫…
結局、何を聴いているかという話なんですけどね。 ①バッファロー・スプリングフィールド『Buffalo Springfield』 バッファロー1stだが、これが飽きるほど聴いているにもかかわらず、週に2、3回は聴きたくなる。 乾いたメロディ、多彩なアレンジ、美しいハーモニー、楽器の音の良さ、どれをとっても一級のアメリカンロックとしか言いようがない。 朝でも夜でも聴けるのがすごい。 ②同『Last Time Around』 バッファローにおける『ホワイトアルバム』。 才能のきらめきがほとんど角を丸められることなく配置された本作は、確かに散漫かもしれないが、楽曲の強さがすごい。 特に「four da…
マット・ジョンソン、モリッシー ハンド・イン・グローヴ ラフ・トレード LSD、ザ・バーズ 渡米、サイアー・レコード "ウィリアム""ハウ・スーン・イズ・ナウ?" 『ザ・クイーン・イズ・デッド』 前回の続き。 ジョニー・マー自伝 ザ・スミスとギターと僕の音楽 作者:ジョニー・マー シンコーミュージック Amazon マット・ジョンソン、モリッシー ピート・ハントはサウス・マンチェスターでディスカウント・レコーズというレコード店を経営していた。(略) [ロンドンで出会った男が]お前と気が合うんじゃないかと(略)マンチェスターに呼んだよ、と。そいつはレコードを出していて、それもすごく良いらしい。名…
00.はじめに 01.安らぎの羽根 02.脚装具 03.無償の愛 04.境界知能 05.エルヴィス・プレスリー 06.最愛の人、ジェニー 07.覚醒 08.ジェニーの家庭環境 09.一期『多』会のはじまり 10.アラバマ大学の黒人入学 11.女子寮の夢 12.ケネディ大統領 13.入隊 14.風に吹かれて 15.戦場へ 16.戦闘 17.ダン小隊長の絶望 18.栄誉勲章と反戦運動 19.生還の再会 20.ジョン・レノン 21.ダン小隊長の生活 22.ピンポン外交 23.友との約束 24.エビ捕り船 25.希望の戦場 26.感謝 27.母の遺言 28.やすらぎのForest 29.前に進むために…
今年、といってもあと1カ月あるが、アルバム単位で一番よく聴いたのはバッファロー・スプリングフィールドの1stだったように思う。 それまでは「ラストタイムアラウンド」のほうをよく聴いていたのだが、やはり1stの意気込みというか気合は素晴らしい。 といってもバッファローの場合、最初から各人のやりたいことはばらばらで、バンドは一つの音像を追求する場ではなく、自分が出したい音を実現していく場にすぎないという認識で成り立っていたように思う。 1stで特に好きなのはニール・ヤング作の曲でリッチー・フューレイがヴォーカルを取る「Do I Have To Come Right Out And Say It」だ…
以前に細野晴臣のomni Sight Seeingがめっちゃ好きだと記した。omni Sight Seeingは細野晴臣のアルバムで一番好き。omni Sight Seeingを購入後、1990年にはOMNI SOUNDという書籍が発行されたので、これを購入した。それを参考にYMOのアルバムを揃えていったし、細野晴臣のエイプリル・フールからはじまる履歴を知ったと思う。細野晴臣が、エイプリル・フールのあとに結成したのが はっぴいえんど 。1990年代前半にアルバム はらいそより前の細野とか晴臣のアルバムを購入して聴いてみたのだけど、どうも私はあまり好きになれなかった。アルバム HOSONO HO…
『バッファロー・スプリングフィールド / … (¥650)』 フリマアプリ「メルカリ」で販売中♪ https://jp.mercari.com/item/m48604951388?utm_source=android&utm_medium=share&source_location=share
前に「好きなもの目録 その109 H.P. LOVECRAFT (※サイケ)」「気になるもの目録 ザ・ウィンド・イン・ザ・ウィロウズ (※サイケ)」「好きなもの目録 その253 THE SPIKE DRIVERS (※サイケ)」とか、カナダの REIGN GHOST なんかのジェファーソン・エアプレイン系の男女混声グループについて書いたんすが、(H.P. LOVECRAFT には女性がいないけど)また、ソレっす。サイケやソフトロックには、ママス・アンド・パパスやジェファーソン・エアプレイン系の男女混声グループが多いんすが、ママス・アンド・パパスやジェファーソン・エアプレインは基本というか、メジ…
1991年に高橋幸宏のライヴ・アルバム A Night in the Next Lifeが発売されてすぐに購入した。A Night in the Next Lifeは1991年4月29日渋谷 ON AIRでのライヴを収録していて、そのなかには ありがとう 、機関車 、はらいそ というカヴァー曲を演奏した。ありがとうは作詞・作曲 細野晴臣。オリジナルは小坂忠と細野晴臣によるヴォーカルで、小坂忠のアルバム ありがとう に収録されていた。細野晴臣は小坂忠のファースト・アルバム(アルバム ありがとう)の制作の当時、作曲したばかりの ありがとう を提供した。作曲したばかりの ありがとう を提供したことで…
ザ・モンキーズをいまだに偏見の眼で見ているリスナーが多いのは嘆かわしいことで、音楽業界人や音楽批評家からすら「作られたバンド」と見なされているのをよく目にします。「タイガースやテンプターズっていうのはかなり自然発生的なGSだったけど、これ(アダムス)は渡辺プロが人為的に作り上げた、いわばモンキーズ的なGSだったね」(作曲家・村井邦彦、『日本の60年代ロックのすべて』1989年刊)、また、「(アメリカ・デビュー時のジミ・ヘンドリックスの、音楽に無知なマネージャーが)モンキーズの前座という仕事を取ってきてしまうんです。ご存じのようにモンキーズは、ビートルズを真似てアメリカのレコード会社が作った傀儡…
Decade アーティスト:Young, Neil Reprise / Wea Amazon ニール・ヤングのデビューから10年を記念した(?)ベスト・アルバム。当時アナログ・レコード3枚組というボリュームで発表されたわけてすけど、バッファロー・スプリングフィールド、クロスビー, スティル・ナッシュ&ヤングそしてクレイジー・ホースにソロと散らばった中からジャストな選曲をしてくれたナイスな編集盤であります。シンプルな弾き語りからアーシーなフォーク・ロック、90年代のオルタナに通ずるようなエグいファズの効いたロックまでニール・ヤングというパーソンとそのソングライティングを柱にして繰り広げられるさま…
有名なエピソードをひとつ。 エイプリル・フール~はぴいえんど原型期、細野晴臣を虜にしていたのはバッファロー・スプリングフィールドだった。 当時、バッファローは気鋭の天才集団として評価されていたが、非常に「わかりにくい」バンドであり、それが魅力の源泉となっていたことは間違いない。 細野をして「わかりにくい」とされるバッファローの秘密を、「バッファローがわかった」とある日彼に告げた大瀧詠一の存在が、日本のロックの創造者集団であるはっぴえんどを生み出した。 さて、大瀧はバッファローをどう「わかった」のだろうか。 大瀧の本領である、50年代のアメリカン・ポップスを範としたドリーミーな音作りは、バッファ…
高橋健太郎 20歳前後の精鋭が集まるフェイム・スタジオ 1972年に発売されたMCI JH-400シリーズのコンソールは、多くのインディペンデント・スタジオにとって朗報となった。それはマルチトラックに対応するコンパクトなインライン・コンソールであり、価格的にも手ごろだったからだ。 近年、ドキュメンタリー映画の登場などで話題を集めたアラバマ州のマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオもMCI JH-400シリーズのコンソールを導入したスタジオのひとつだった。マイアミのクライテリア・スタジオと同様に、このスタジオもアトランティック・レコードとのつながりが深かった。スタジオ・ミュージシャンが自分たち…
ロックでいうところのロック、ソウルでいうところのソウル。 *** 前回のつづき。 krokovski1868.hateblo.jp 「Their Greatest Hits 1971-1975」をジャンク屋でみつけて330円で買ってきた。こればかりはアルバムで聴かないと気分がでない。 結論、イーグルスがカントリーロックにくくられる一因は、この作品にあるのではないかとおもった。前期の作品からカントリー、ロックンロール、バラードがあつまっている。コーラスワークをフィーチャーしているともいえ、結果的にどのスタジオアルバムより、バッファロー・スプリングフィールドやCSN&Yにちかづいている。 ジャケッ…