ナムコがときどき出す不気味ゲー*1の一。
つぶすと青い体液が飛び散りそうな、なんだか気持ち悪い敵を銃で撃ち落とし、1つ目キャラの「パケット」を救い出しながら、やけに有機的な見栄えの迷路を脱出していく。
自キャラクターには慣性がついており、弾を発射すると少し後退するほか、操作をしないとゆっくり下へ沈んでいく。また敵キャラクターの怪しい動きもあいまって、水中が舞台であると誤解されがちであった。
電源投入時のハイスコアはわずか7650点。1億点のボーナスなどスコアのインフレが激しかった1980年代後半にあって、10点単位のスコアが地味に加算されていくデフレゲームでもあった。
ゲームの開始時には、「I'm your friend!」というパケットのセリフを聞けるが、これが「飲んだくれなんだ!」「怪物ランド!」などと聞こえるとか聞こえないとか。
続編として『爆突機銃艇』がリリースされたが、こちらはイロモノとしての話題性が強かった。
主人公は1Pが「KISSY」2Pが「TAKKY」。「爆突〜」では1Pと2Pが逆になる。いずれも女性キャラだが、その事実は「バラデューク」のエンディング画面で初めて明らかとなる趣向で、2006年現在と違ってゲームセンターに華の足りなかった当時に話題となった。
その後「ミスタードリラー」シリーズで主人公ホリ・ススムの母「トビ・マスヨ」であるという裏設定が追加され、そのあまりの脈絡のなさに当時からのファンの間で別の意味で話題となった。