Parthia、安息国(紀元前238年頃〜紀元226年)
古代オリエントの王国の一。後継国家の一、セレウコス朝シリアの衰退に乗じて登場した遊牧系国家。パルティア、アルサケス朝とも。 イラン(ペルシア)地域やメソポタミア地方などを領し、古代ローマと互角以上に戦うなど強勢を誇ったが、最後はササン朝ペルシアによって滅ぼされた。
War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon イブン・ハルドゥーンの考察をまとめたあと,ターチンはアラブ民族によるイスラム帝国の興隆を扱う. 第4章 砂漠のアサビーヤ:イブン・ハルドゥーンによる歴史の鍵の発見 その3 ハルドゥーンの理論から導かれる洞察は,紀元1千年紀のローマ帝国の砂漠地帯の辺境の歴史を理解するのに役立つ. 1世紀から6世紀まで,中東の地政学的な配置は安定していた.地中海の西岸はローマ帝国およびビザンチンの領域で,ユーフラテス川流…
War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第1章と第2章でターチンはロシアの東方拡大を取り上げ,2世紀前に完敗していたモンゴル(タタール)に逆襲できたのは,キエフからカザンに至る地域が度重なる侵略収奪を受ける辺境となり,そこで防衛のための団結心が育まれたからだと主張した. 第3章では第1章,第2章で語られた「帝国の基礎は辺境に始まる」則がローマ帝国滅亡後の様々な国家の興隆に当てはまるかを調べていくことになる.章題の虐殺とは(その大敗をきっかけ…