先日、やっと三部作、計5冊の小説が読み終わりました。読み始めた時は三部作とは知らず、読んでいる途中で三分目の翻訳が出版されました。しかも図書館で借りて読み始めたら、1部目の上官を読み終えたタイミングで新型コロナ禍であらゆる公共機関が閉鎖されてしまい、下巻を借りられずに数ヶ月過ごした作品です。 ヒラリー・マンテル著「ウルフ・ホール」「罪人を召し出せ」「鏡と光」という作品で、希代の政治家トマス・クロムウェルを描いた作品です。 トマス・クロムウェルはヘンリー8世の右腕として辣腕を振るった人物で、イギリスの歴史はこの時代に大きく変わったのだそうです。ヘンリー8世の離婚・結婚問題に端を発し、また国庫を潤…