フェデリコ・モンポウを聴きに大江能楽堂へ。 会場自体がもの珍しく、席も畳に座布団や馴染みのない形の小さな腰掛け椅子で、足を踏み入れた時点でわくわくした。プログラムはピアノ曲を弦楽四重奏やギター・バイオリン、ギター+四重奏といった形に編曲したものがメイン。一曲目の編曲がYouTubeで可笑しな編曲遊びをしている人だったので驚いた。 管楽器が無いと昔のことを脇見せずに済むのでより集中でき、奏者一人一人の音がとても素敵だなと純粋に思えた。特に佐藤響さんのチェロ、ふくよかで慎み深い感じがして好き。個々人に弁えのようなものが感じられ、その分掛け合いやユニゾンに迫力と一体感があったと思う。 曲はモンポウが…