長時間労働を強いられながら、なぜ体力的にも精神的にもきつい仕事を辞められず自死に至るまで働き続けなければならないケースが続出するのだろうでしょうか。 以前には、遺書に『会社に申し訳ない』などの文言が記されることが珍しくありませんでしたが、今は時代も変わり、会社への忠誠心は弱まりつつあるように感じます。 それよりも大きな3つの要因が複雑に作用しているのです。 1つ目は、仕事を途中で投げ出せないという責任感や、仕事自体への愛着などの『仕事倫理』。 2つ目は、『精神疾患に伴う心理的視野狭窄』。うつ病や適応障害などの精神疾患にかかってしまうと自分の周囲の状況が見えづらく、合理的な判断がしづらくなります…