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フリー翻訳家

(一般)
ふりーほんやくか

在宅で翻訳を行う翻訳家を指す。翻訳会社に登録し、在宅で翻訳作業を行ってメールなどで訳文のテキストを送ることがほとんどである。資格や年齢に制限はないので誰でも始めることができる一方で、競争率が高まり、駆け出しの翻訳家にとっては翻訳の仕事一筋で食べていくことは難しい。また、翻訳ソフトの発達に伴い、翻訳の仕事がスムーズに行えるようになったが、自然な日本語で表現したり文章の背景的知識を理解する必要があるなど単純に英語力があるだけでは仕事をもらうことができない。特にフリーの翻訳家はクライアントとの信頼関係が重要になってくるので、誤訳や訳しもれがあると継続して仕事を任せられなくなる恐れがある。仕事に対するプロ意識と責任感、納期や契約解除に対する不安に耐えうるだけの精神的な強さが必要となる。この業界には通訳の仕事から転職したり、通訳の仕事をしながら翻訳も行う人、副業として働く大学の教授、外資系企業から転職した人など英語の知識が豊富な人から、主婦や学生が在宅で行える仕事として翻訳を選ぶこともあり、年齢や性別、学歴は様々であり、仕事の質や作業量によって収入が異なるため平均的な年収などはあまり参考にならないと考えられる。しかしながら駆け出しの翻訳家が稼ぐ年収の目安としては100万前後であると言われており、副業をしたり複数の翻訳会社に登録して仕事を掛け持つなどしていることが少なくない。気の遠くなるような翻訳作業と下積み期間を経て、ベテランの翻訳家として活躍することができれば、年収1000万以上を稼ぎ出すこともできる夢のある仕事でもある。競争率が高く、翻訳能力を実証するものが翻訳トライアルか学歴、TOEICのスコア、翻訳検定の資格などしかないので、人柄や仕事に対する意識の高さを測ることが難しく、人脈やコネがものを言う世界であるとも言われている。そのため人脈もコネもない駆け出しの翻訳家は高いTOEICのスコアや翻訳検定、学歴に頼るか、翻訳のアルバイトによって実務経験を地道に積んでいくしかなく、いずれにしても高い英語の知識を身につけるための努力が必要である。主に外国語大学の英文科や翻訳学校出身の人が多い。翻訳の仕事を効率良く行い、時には仕事の質問をしたり他の仕事を紹介することができるといった意味で翻訳家同士のコミュニケーションが大切となるが、フリーの翻訳家は在宅で行える仕事だからか、癖の強い人柄の人間が多いと言われており、翻訳家同士の人間関係において苦労することもある。

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