・紀元前1068年頃?(商暦文武丁10) 11. 癸卯 商王,文武丁は人方に遠征を行った。(『英国所蔵甲骨集』2524) ※人方への遠征は、文武丁の在位10年目のことである(落合淳思『殷代史研究』)。 ※人方に対する勝利を讃える金文があることから、遠征は成功したものと考えられる。また、文武丁は周祭のような祭祀を頻繁に行うことで権威を高めるなどして、支配体制の動揺に対象しようとしたのである(落合淳思『殷』)。 ・紀元前1067年頃?(商暦文武丁11) 〔参考〕商王,文武丁は周の君主,季歴を殺害したという。(『竹書紀年』) ※周の君主は商から重用されながらも、警戒されていたと考えられる(佐藤信弥『…