ブローティガン 東京日記 (平凡社ライブラリー) 作者:ブローティガン,リチャード 平凡社 Amazon 『ブローティガン東京日記』リチャード・ブローティガン著 福間健二訳を読む。 ブローティガンが日本にいたのは「1976年5~6月、1ケ月半」だそうだ。旅にしては長いが、滞在にしては短い。 「はじめ」で第二次世界大戦・ミッドウェイ島で日本軍の攻撃により亡くなったエドワード叔父さんのことを書いている。大好きな叔父さんを殺した日本人に憎悪を抱いていたと。「17歳の時に芭蕉と一茶を読んだ」「日本の絵画と絵巻物を見た」。禅を知り仏教に興味を抱いた。嫌いで好きな国・日本へ―。 異邦人である彼のTOK…