モーツァルトに新作オペラを注文したバイエルン選帝侯カール・テオドール 忘れられた、幼き日の思い出 これまで、マリー・アントワネットの幼い頃のピアノ教師で、オペラ改革を手がけたグルックのオペラを聴いてきました。 マリー・アントワネットがフランスに嫁ぎ、王太子妃、そしてフランス王妃にまでなると、グルックはその庇護を頼りに、パリで次々に改革オペラを上演し、センセーションを巻き起こしたのです。 一方、グルックの遥か後輩で、幼い頃、神童ともてはやされたモーツァルト。 6歳のとき女帝マリア・テレジアの御前で演奏したとき、シェーンブルン宮殿のツルツルの床ですってんころり。 駆け寄って助け起こしてくれた7歳の…