扁形動物門波渦虫綱
再生力の強い動物としてよく知られている
頭に切れ込みを入れると傷口からそれぞれ再生して双頭になってしまうことはあまりにも有名。
プラナリアの仲間のコガタウズムシは、尾に近い場所で切断すると尾側は頭ができないが、βカテニンの働きを抑えると頭がきちんと作られた。
プラナリアについてノーベル賞学者の故トーマス・モーガンは100年以上前、体の中に頭と尾を作る分子がそれぞれ存在し、濃度が場所によって違うことで頭や尾ができるとの仮説を唱えた。
上記の仕組みについて、2013年7月25日に京都大学の阿形清和、徳島大学の梅園良彦らのグループにより、分子レベルでの「プラナリアの再生の仕組み」と「もともと再生できないプラナリア種の遺伝的原因」を解明し、世界で初めて人為的に再生を誘導することにも成功と発表*1。