ポール・アダムとオールド・ヴァイオリンの話 ポール・アダム作『ヴァイオリン職人の探求と推理』を読了。面白かった。ストラディヴァリは出てこなかったけれど。(久しぶりに文字数多めなので以下は時間のある時にどうぞ。とても長くなってしまったから) 本編に入る前に登場人物が列記されていて、過去の登場人物の欄にアントニオ・ストラディヴァリ、グァルネリ・デル・ジェス等々とあったので、作中に本人たちが登場するのかと勝手に期待していたのだが肩すかしを食った。名器紛失の顛末かエピローグでの関わりを予想していたのだが・・・それ以外はとても良かった。山場は2つほどあって、最初のは意外にもある演奏会だった。そこでこの作…