Maruschka Detmers
1962年12月16日オランダの小村スコーネベーク生まれのヨーロッパ女優。
パリに出て、バイトをしながらフランス語をマスターし、コンセルヴァトワールに一番に入学。在学中、イザベル・アジャーニが降板した『カルメンという名の女』(83)のヒロインに抜擢され脚光を集め、これに感銘を受けたジャック・ドワイヨンが『ラ・ピラート』(84)に起用。この熱演でセザール賞助演女優賞にノミネート。更にこの演技を気に入ったマルコ・ベロッキオが『肉体の悪魔』(86)に抜擢し、大胆な演技を披露。以来、マルコ・フェッレーリの「Y'a bon les blancs」(87)、ヘレナ・ボナム・カーターからの交替で演じた『ハンナ・セネシュ』などを経て、『マンボ・キングス』でアメリカ進出。しかし、アメリカが合わず、ヨーロッパに戻り、ジェラール・ドパルデュー共演『ふたり』、マニュエル・ポワリエ監督「Te quielo!」といった映画や、TVの文芸作品などで活躍している。