ワーナーミュージック・ジャパンのレーベル名で、現在は事実上山下達郎のプライベートレーベル。 1982年にアルファ・ムーンのレーベルとして設立。
1990年、アルファ・ムーンがマザーアンドチルドレンと合併し、エム・エム・ジー(MMG)の1レーベルとなる。 1993年、MMGがイーストウエスト・ジャパンに社名変更。 2003年、ワーナーミュージック・ジャパンに吸収合併され、現在に至る。
<「僕の中の少年」のツアーは本当に大変だった>「僕の中の少年」のツアーは、公演の延期や中止などもあった試練のツアーで、大変だった。いろいろなネガティブな要素が、複合的にどんと押し寄せてきた。組織やプランが円滑に運営できるのは、大体5年まで。例えば”ベスト・オブ・ベスト”みたいな組織ができたとするじゃない? だけど、それは5年も経つと、どこか綻びが出てきて、修正を施さなきゃならなくなる。芸事の山谷(やまたに)って、7年周期とか10年周期とか、いろんな説があるけど、ライヴのプランやシステムなど、僕の場合、大体5年でどこかに問題が出るんだ。しかも、ほとんどの場合、僕にはあまり責任のない部分で。メンバ…
<「僕の中の少年」というタイトルは子供が生まれたときに思いついた>子供が産まれた時に思い付いた詩のテーマは「僕の中の少年」の歌詞と、ほぼ同じで。それで詞が先というか、こういうような内容の歌にしようと思っていた。象徴詩とかが好きな時代があってね。あの時代の歌謡曲はあまりに具体的で、生活感に溢れていた。もともとそういうのが嫌いだった上に、フォークの勢いもすごかったから、そういうものにもすごく抵抗があってね。なんか、より抽象的な詩の世界というか、そういうものを常に追っていた。その結果、ああいう感じになった。「僕の中の少年」というタイトルも、子供が生まれた時に思いついた。我々はモラトリアム世代だと言わ…