クリーブランド・インディアンスがワールドシリーズでニューヨーク・ヤンキースに勝利してから、
新しいシーズンを迎えようとしていた。
ロジャー・ドーンは球界を引退し、フェルプスからチームを大枚をはたいて買った。
監督はルーが留任となったが、新しい助っ人として、シカゴ・ホワイトソックスから
ジャック・パークマンが入団した。
さらに、送球難のあるキャッチャー、ルーブ・ベイカーが入団すると、ジェイクは彼のコーチ役を
任されることになる。
俊足のウィリーは、映画出演も果たし、すっかり有名人となっていた。
リッキーも有名人となったが、かつてのワルは影をひそめ剛速球の面影もなくなってしまった。
セラノもブードゥから仏教に鞍替えし、ハマ・マツスイに弟子入りするなど闘争心がなくなった。
そんな矢先に、ジャックはホワイトソックスに移籍し、東京ジャイアンツから外野手タカ・タナカ
が入団してきた。入団早々、セラノに絡むが、このことがきっかけで徐々にチームに火がついていく。
しかし、以前の勢いを失ったインディアンスは、チーム事情に比例してまた元の落ちこぼれに
戻っていく。万策尽きたドーンはチームを再びフェルプスに譲り渡す。
フェルプスの策略にはまってしまったチームに憤慨したルーは、檄を飛ばすがぜんぜん通じず、
心臓発作で病院に運ばれることになる。
次期監督はジェイクが就任し、今後の舵取りを任されることになった。
ここからインディアンスの快進撃のきっかけとなる。