フィリピン映画『KEYS TO THE HEART』を観た。 落ちぶれた中年ボクサーのジョマ(ザンジョー・マルード/Zanjoe Marudo)は、ライセンスを剥奪され、スパーリングの仕事も失い、いまではチラシ配りでかろうじて生計をたてていた。彼は、子どもの頃に家族に暴力をふるう父親によって母親から引き離されたのだが、母親に見捨てられたと思いこみ、そのことをずっと怨みに思い続けていた。夫に子どもを奪われたシルヴィア(ドリー・デ・レオン/Dolly De Leon)は、夫が亡くなったあとでジョマを探したのだけれど、すでにジョマは行方をくらましたため、見つけることができずにいたのだけれど。 その後…