中世騎士の典型と言われるイングランド王。 Coeur De Lion、獅子心王、Lionheart(ライオンハート)などと呼ばれる。
1157〜1199(イングランド在位は1189〜99)
ヘンリー2世の第3子だが、父王を暗殺しイングランド王となる。 第3回十字軍遠征(1189〜92)での武勲が有名。
1191年、要港アッコンを陥落させた彼は、賠償金の支払いが遅いという理由で、降伏した敵兵2700名の首をはねた。
アストロラーベ 光り輝く中世科学の結実 表紙 アストロラーベ 光り輝く中世科学の結実 セブ・フォーク 著 松浦俊輔 訳 柏書房 発行 2023年4月6日第1刷発行 中世のイングランドの修道士の一生を通して、観測や計算用の器具を中心に、中世の科学の成果を丹念に追っている、大変興味深い本です。 序章 謎の稿本 現実の中世は、科学的関心と探求による「光の時代」だった。 英語のscienceの元になった中世のラテン語scientiaは、一般的な意味での知識とか学問、あるいは思考の方法といった意味にもなりえた。あるいは数学や神学も含め、組織された知識の部門なら何でも指すことができた。 『カンタベリー物語…
杉下元明「幕末維新期の知識人にうたわれたローマ帝国」(同著『比較文学としての江戸文学』汲古書院、2023年、277-297頁。初出:『日本漢文学研究』8号、2013年、19-40頁。)を読んで、江戸時代後期の儒学者斎藤竹堂(1815-1852)が漢文で著した『蕃史』というを西洋の歴史についての著作にビザンツ帝国の歴史についての記述があるのを知った。 千百八十年(高倉天皇治承四年に当たる)庵多魯吉斯(アントロキス)、母后制里那加(セリナカ)を執り罪を誣し之を海に溺れしむ。(略)帝族に伊佐粛斯(イサシウス)有り。加列児臥羅多(カレルクロト)の庶孫なり。其の才有るを以ての故、魯吉斯は之を殺さんと欲す…
(2023/7/8) 『日本は第2のウクライナとなるのか ⁉』 コロナとウクライナが世界とあなたの生活を一変させる 浅井隆 織田邦男 川上明 関和馬 石破茂 第二海援隊 2022/3/30 <どんなに必要で、どんなに正当化されようと、戦争を犯罪ではないと考えては絶対にいけない> ・ロシアのウクライナ侵攻という暴挙によって、世界は不安と悲しみ、そして恐怖と怒りに覆われた。この戦争の行くつく先、そして日本はもちろん世界にもたらす影響は何か?極東有事はありうるのか?私たち日本人は、このウクライナの危機を「対岸の火事」ではなく「いつか起こる未来」として捉え、「国は自分たちの手で守るもの」と戦うウクライ…