チャーリー・パーカー Charlie Parker On Dial 秋の夕暮はチャーリー・パーカーがいい 〈いろはの思いこみ音楽鑑賞〉 チャーリー・パーカーを久しぶりで聴いた。あの「Lover Man」など。青春の日に聴いたパーカーが蘇ってきた。この秋の夕暮。 秋深しカンヴァスに熟れ柿を塗る いろは あきふかし カンヴァスにうれ がきをぬる 「Lover Man」では、導入部の美しいピアノの後に、パーカーのあの躊躇するような、口ごもるような息づかい、味わい深いフレーズの連なり。この何とも形容しがたい音楽の流れ。この流れは、この心のひだの奥底にまで到達し、骨の髄までしびれさせてしまうほどに揺曳す…