1868年に隠岐諸島で発生した隠岐騒動によって成立した自治政府。島民およそ3000人が集まり、松江藩の隠岐郡代の陣屋を急襲し陣屋を乗っ取って郡代の追放を行い、自治政府を樹立した。隠岐住民達はその後明治政府から自治政府の認定を受けようと京都へ使いを送ったが、明治政府は隠岐を松江藩の領地とすると決定していた為、自治政府は正式な承認を受けられなかった。その後、一時隠岐を鳥取藩に預けたりするなどして混乱した。