昭和58年11月2日1版1刷 ①鹿鳴館趣味の洋館に生まる ②論語でそろばんはじいた父・栄一 ③活動写真と錦輝館メロディー ④焼き打ちを免れた「飛鳥山御殿」 ⑤高師付属中学と「克己寮」の生活 ⑥人生・芸術を語った友を失う ⑦趣味をこらした一高の記念祭 ⑧蘆花の「謀叛論」に感銘 ⑨“自らを画する性癖を改めよ”と父の指南 ⑩自費で欧米見学旅行 ⑪田園都市会社のこと ⑫「おもかげを わすれかねつつ…」亡き秀二の遺詩 ⑬過去を現代に生かして未来の道しるべ ⑭善良な国民になることの願い ・明治25年、渋沢栄一の三男として生まれる。明治34年一家は飛鳥山に引越した。東京高等師範学校付属中学校に通う頃、父は強…