心理学者。(1916年4月1日-1996年) 千葉県生まれ。1939年東京帝国大学文学部心理学科卒、海軍勤務をへて45年刑務教会犯罪生物学研究所員、47年司法技官、56年法務省矯正局、59年法務省総合研究所、65年九州大学教育学部助教授、67年教授、69-70年教育学部長、79年定年退官、名誉教授、鹿児島女子大学教授、89年鹿児島女子短期大学学長、同年退任。93年勲二等受勲。
YouTubeの「TOEI Xstream theater」チャンネルで配信されていた、映画『馬賊やくざ』(1968年、監督:小沢茂弘)を鑑賞。主演は鶴田浩二。初見。昭和7年に建国された満州国。日本軍部は満州を足がかりに大陸侵攻に野心をたぎらせていた。一方、武器商人・桜井(天津敏)は軍部と癒着してアヘン密売をめぐる利権を喰んでいた。そんななか、九州の侠客・南(鶴田浩二)は、幼なじみの赤木中佐(藤岡重慶)に満州に招かれるが、到着直後、赤木は暗殺される。南は桜井たちの陰謀を暴くべく行動を開始するが、桜井の手先たちや三木憲兵中尉(松方弘樹)から執拗な妨害にあう。途中、あやしい男たち(待田京介、遠藤辰…
フジテレビ系で1973年に放送されたテレビ時代劇『新選組』を見た。フジテレビと東映の共同製作。主演は鶴田浩二。近藤勇を鶴田浩二、土方歳三を栗塚旭、沖田総司を有川博が演じている。第1回は新選組から乱行を繰り返す芹沢一派を駆逐して、近藤勇が隊を掌握するまでを描く。芹沢鴨に遠藤辰雄、新見錦に成田三樹夫が配されていてなかなか豪華。とくに遠藤辰雄は、のちに遠藤太津朗を名義で時代劇でどことなく憎めない悪代官や悪徳商人のイメージを確立したが、本作では貫禄たっぷりに芹沢鴨を熱演している。顔が怖い。珍しいところでは本郷猛こと藤岡弘も平隊士でレギュラー出演している。第1回では藤岡の同郷の娘(鮎川いずみ)が芹沢に惨…
録画したままだった『必殺仕掛人(全33話)』の1話~3話を観る。『必殺仕掛人』は、TBS系列で1972年9月2日~73年4月14日に放送された“必殺”シリーズの第1作です。 第1話「仕掛けて仕損じなし」(監督:深作欣二、脚本:池上金男=池宮彰一郎) 音羽屋半右衛門(山村聰)は口入屋ですが、世のため人のためにならない人物の殺しを請け負う仕掛人という裏家業の元締め。材木商・伊勢屋(浜田寅彦)の依頼で、工事を独占して貧者を泣かせている材木商・辰巳屋(富田仲次郎)と、辰巳屋と結託して賄賂を貪っている作事奉行(室田日出夫)の殺しを引き受けます。表家業は鍼医者の藤枝梅安(緒形拳)は、密偵の千蔵(津坂匡章=…
必殺仕置人 第5話 「仏の首にナワかけろ」(脚本:山田隆之、監督:大熊邦也 (C) 松竹)より安蔵(山田吾一)は佐平(美樹博)を殺し、妻のお米(吉川雅恵)も殺し、娘のお春(藤田弓子)も自分のものにし、ついに佐平の店をも自分の物にしてしまった。仕置人はついにそれを察知した。お春から受け取っていた五両が仕置料となり、仕置人は始動。お米が吊るされていた木に七本もの縄が繋がっていた。主水が安蔵に仕掛けを説明した。七本のうち一本だけが実際に木の枝に繋がっており、その縄を切れば、首吊りとなる。その確率は七分の一だ。 中村主水「さ、誰が始める?」念仏の鉄「俺だ。」 鉄と安蔵が交互に首吊りのあみだくじをする流…
必殺仕置人 第5話 「仏の首にナワかけろ」(脚本:山田隆之、監督:大熊邦也 (C) 松竹)より安蔵(山田吾一)は佐渡の金山の穴の中で念仏の鉄と一緒に金堀人足をさせられていた。観音長屋の泥棒市で黒達磨の大八(遠藤辰雄)に所場代払えと責められていたところを鉄に助けられたのだ。今、安蔵は茶屋を営む佐平(美樹博)の軒先を借りて焼き芋屋をやっていた。鉄と安蔵と旧交を温め、女郎(正司照江)を通して穴兄弟となった。だが安蔵には裏の顔があった。大雨の夜、安蔵は旗竿をずらして自分の土地を広げていた。それを見たのはまず佐平。 佐平「安さん、どうしてこんな事を。初めはずーっと向こうだったんだ。」安蔵「は? そうでし…