【概要】著者(監督):石田五郎 岡山が天体観測で最強だったころ。岡山天体物理観測所で過ごした一年間の日記。当時最新鋭だった188cm反射望遠鏡が最も輝いていた時代。研究者や観測員たちは僻遠の地で家族と別々に暮らし、泊まり込みで「宇宙を狙う砲手」となる。 ザ・昭和中期。FMつきレコード、碁、将棋、チェス、カード、花カルタなどの娯楽設備。『乾板かえたらかけこむトイレ』など天体観測のノウハウやコツを凝縮させたイロハガルタ。寒かったり暑かったり、調整や補修・メンテナンスに手間がかかったりと、不便ながらも古き良き時代の煌めきを感じられる。 著者、ティコ・ブラーエの紹介とか、『明月記』に超新星らしき記述が…