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禍神

(一般)
まがつかみ

災いをもたらす不吉な神。ながら、その明瞭な力量には一目おかれ、純粋にエネルギーだけ抽出できたなら便利だとは誰もが想うことである。これはどうやら仏教の「ダキニ神」やヒンドゥーの「カーリー神」信仰が、日本で独特に進化した一例と見てよさそうで、不当な処分などによって殺されたり、卑劣な奇襲で殺された偉人・目ざましい英雄などの、怨霊を崇め奉って、自分の味方に付けようとしたものである。〈オリンピックで不当な評価があれば、観客だってブーイングを起こして評価を変更させる!〉この例で最も有名なのが平将門であろう。荒俣宏『帝都物語』によれば、なんとその呪いは東京の風水地形でもって、現代にまで及んでいるというし、それを裏付けるように、徳川家康がなぜ江戸に幕府を開き、死後はその鬼門たる日光に、怪僧;天海の指導のもと(;→ 陽明門、北極星)「東照大権現」として祀られることになったのかの研究が堂門冬二や各風水研究家、歴史家によって明らかになってきた。但し、これら怨霊・破滅系の神様は「生産」や「創造」を望んでいない。望むのは「破滅」オンリーであって、よって願い事をかなえる代償は例えば願う者の失明であったり、脚萎えであったり、強烈な願いの場合は願う者の命さえ奪った。

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