伝統を権力の源泉とする独裁体制下で賢明な君主が民主化を図るが華夷思想に囚われた部下にクーデタされる話。 中華帝国をモチーフにした山海経高級中学校においては有能な君主キサキに独裁権力が集中していた。 実際に家臣たちは無能だったため、キサキ個人に重責が圧し掛かり、政治外交は停滞していたのである。 キサキは民主化を図るために周辺諸国との交流を開始するが部下たちは華夷思想に染まり乗り気ではない。 他国との対等な外交関係は中華の伝統を汚すとして煽動が起こされキサキは糾弾されて政権は崩壊しかける。 毒薬を盛られていたキサキはゼロ年代泣きゲーの如くホスピスとなっており十全な対応が取れなかった。 そんな危機を…