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蚊相撲

(アート)
かずもう

狂言の演目の一つ。大名狂言。

 家来が一人しかいない大名は、新しく家来を召抱えるために太郎冠者を派遣する。蚊の精が人の血を吸おうと人に化けて都へ向かうところを、太郎冠者が大名のところへつれて帰ってしまう。大名はこの新参者が相撲が得意と聞き、その力を見たくなる。しかし相手をするものがいないため、やむを得ず大名自身が相手をするが、相撲を取るやいなや蚊の精に血を吸われてしまう。相手が蚊の精だと気づいた大名は、蚊が風を嫌うことを利用し、団扇をあおいで蚊の精の動きを封じる。しかし油断して蚊の精に投げ飛ばされた大名は、太郎冠者に八つ当たりをして去っていく。
 大蔵流では太郎冠者が団扇であおぎ、大名が蚊の精のくちばしを引き抜いて勝利する。

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