日本国有鉄道(国鉄)が開発した電車の主回路制御方式。低速域ではいわゆる抵抗制御車と同様の直並列組合せ抵抗制御を使用し、40km/h前後から補助電源-副抵抗器-界磁-補助電源の閉回路の電流を小電力半導体を用いて制御することにより連続弱め界磁制御を行う。既設計の安価な直巻電動機を流用できる、電機子チョッパ制御より半導体コストが格安、界磁チョッパ制御と同様に界磁回路に補助電源からの電流が供給されるため回生ブレーキを利用できる等の多くの低コスト要件を満たしていたため、国鉄末期からJR発足初期にかけ多くの形式に採用された。一部の私鉄にも採用され、抵抗制御車を界磁添加励磁制御車に改造した例もみられる。*1
*1:例として東京メトロ(営団)5000系など