「文学者とは何か 安部公房 三島由紀夫 大江健三郎 (解説 阿部公彦)」(中央公論社、2024年12月10日発行)の宣伝をたまたまネットで目にして読んだことをきっかけに、佐藤秀明著「三島由紀夫 悲劇への欲動」(2020年)、そして、岩下尚史「直面(ヒタメン) 三島由紀夫の若き日の恋」(文春文庫、2016年) を立て続けに読んだ。そして、この「ヒタメン」に近年になく深く感動した。そこでここでは、それに至るいきさつを書き、その「深い感動」については別ブログで綴る。 安部、三島、大江の鼎談/対談本の宣伝をこの本の解説者の阿部公彦のSNSで目にしてすぐにAmazonをプチっとした。私はこの3人の中で一…