今年は祖母が他界して人の最後について考える時間が長くありました。印象的であったのは祖父が亡くなってからある程度の年数は元気にしていたのですが、体力の衰退とともに早く死にたいなというつぶやきが多くなり、また老人ホームに入ってからはシャイな性格もあり気苦労もあったようです。 最近終末医療が話題になっており、最後病院のベッドの上で数年過ごして死ぬというイベントがある種当たり前化してきています。本書ではそんな人生一回きりの死というイベントに対して医者からの視点でどう準備しておくべきなのか、どういった選択肢があるのか、という事を教えてくれるものになります。 著者の久坂部さんのスタンスもあるのでそれも加味…