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一橋の上原專祿ゼミナール出身で阿部謹也とは同門に当たる。同窓生の多くがヨーロッパ中世を選ぶ中、エウセビオスを博士論文の題材に選ぶ*1
大嘗祭に反対する声明に名を連ねた事を理由に自宅を銃撃される。
警察庁に「国内最大のテロ組織である中核派がイニシアチブを握っている」と指摘された百万人署名運動の、呼びかけ人に名を連ねた。
*1:元版『河出世界の歴史-ローマ帝国とキリスト教』の月報の記述を記憶で書きました>id:URARIAさま
S&T誌342号 2023年9月‐10月号の付録の表題ゲームを対戦した。「カロリング朝の黄昏: AD814 帝国の衰退」は、814年のカール大帝の逝去後の大帝国の継承を巡る9世紀から10世紀の争いを10のシナリオで扱っている。 歴史的背景 ゲームの紹介 ゲームの特徴 プレイ 第1ターン 第2ターン 第3ターン 第4ターン 第5ターン 感想戦 非プレイヤー勢力をビッドして操作するのは楽しい 戦闘のギャンブル性が高く、大勝負に乗り出しにくい 雑誌ゲームらしく色々足りないーユニットが足りない 雑誌ゲームらしく色々足りないー戦闘ルールはディベロップ中? 歴史的背景 フランク王国最盛期の王、カール大帝は…
トゥール・ポワティエ間の戦いは、732年にフランク王国の宮宰カール=マルテルがピレネーを越えて侵攻してきたイスラーム軍を撃退した歴史的な戦いである。この戦いは、中世ヨーロッパのキリスト教世界とイスラーム世界の境界を形成する重要な出来事とされている。 ウマイヤ朝のイスラーム勢力は、711年にイベリア半島に侵入し、西ゴート王国を滅ぼした。このイスラームのヨーロッパ侵入はキリスト教世界にとって大きな脅威となった。720年にはピレネー山脈を越えてガリア侵入を開始し、アキテーヌ公ユードはフランク王国に救援を依頼した。しかし、メロヴィング朝の王には抵抗する力がなく、宮宰であるカロリング家のカール=マルテル…
フランク王国は、ゲルマン民族の一派であるフランク人によって建国され、後に西ヨーロッパの大部分を支配下に置いた。フランク王国の歴史上、メロヴィング朝の成立、カロリング朝への交代、そしてヴェルダン条約による分裂などは重要である。 メロヴィング朝の成立と展開 フランク王国は5世紀後半にメロヴィング家のクローヴィス1世によって統一された。クローヴィスは486年にソワソンの戦いでローマ帝国の残存勢力を破り、ガリア北部を支配下に置いた。彼のキリスト教改宗は、フランク王国内でキリスト教の普及に大きな役割を果たした。メロヴィング朝はその後もフランク王国を統治し続けたが、実権は宮宰に移行していった。 カロリング…
線文字Bは、紀元前15世紀から紀元前12世紀にかけて、主にクレタ島とギリシャ本土で使用された文字体系である。この文字は、ミケーネ文明によって使用され、その後のギリシャ文字の基礎を形成した。線文字Bは、主に粘土板に刻まれ、宮廷の行政記録に使用されていたことが知られている。 線文字Bの最も顕著な特徴は、表意文字と音節文字の混合体であることだ。この文字体系は、約200の異なる記号を含み、その多くは特定の音節を表している。これらの音節文字は、主に商品や資源の管理、および行政的な記録に使用された。線文字Bの解読は、20世紀初頭にマイケル・ヴェントリスとジョン・チャドウィックによって行われ、古代ギリシャ語…
もし、あの時 高尾周一 1 「来たわよー」 宅急便の兄ちゃんが去るや、妻が二階の弓削に声を掛ける。直ぐにピンときた、明日あたりと思っていたが、今日二十九日に届いた。柴田からの玉子焼き、地元千葉のお気に入りの店の折詰だ。 暮れは何故か新年への期待より、暗い静寂に押しつぶされそうになる気がして、気の小さい弓削はあまり好きではない。 血圧が寒さで急に上がらないか薬の調整が気になるし、世を去る人の話も耳にする。近所の何歳か年上と思っていた男が、風呂場で亡くなったと聞いたのはつい先日だ。七十歳前だったらしい。 その点、弓削が業界紙記者として勤務していた頃、世話になった柴田からの玉子焼きは、野太い声が聞こ…
地中海世界 ギリシア・ローマの歴史 (講談社学術文庫) 作者:弓削 達 講談社 Amazon 地中海方面の歴史に、ちょっと興味を感じてこれを読んでみました。 紀元前のギリシア文明の繁栄や、それが衰えた後、地中海エリアがローマ帝国の支配下になりローマ文明下で繁栄した様子、その後のローマ帝国の衰亡、分裂の中での地中海エリアの変遷が、コンパクトに整理されていて、かなりわかりやすく、鳥瞰的に眺められた感じでした。 これをベースに置きつつ、類書を読んでいきたいと考えています。
2023/09/05 メーテルランク「ペレアスとメリザンド」(岩波文庫)-2 第1幕第2幕 異教の少女が無理やり結婚させら、危篤の親友に会いたい少年は城からでられない。 1893年の続き どうしてもワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を想起してしまうので、気づかなかったが、ペレアスとメリザンドはとてもとても若いカップルだった。むしろ少年少女といってもいい。たとえば映画「小さな恋のメロディ」の主人公カップルみたいな。この少年少女は大人の保護が必要なのに、その機会を得られなかった。 10年前の前回の読みでは、この二人は分裂していて、そのために行動に矛盾があり、統一されていないことに注目した。年齢を…