古代中国、三皇五帝。尭は天体を観測して暦を作り、舜を登用して洪水を防ぎ、人民の暮らしを安堵した。のちに舜に王位を譲る。 人民が「帝に我になんのかかわりがあろうか」と腹鼓(はらつづみ)をして、大地を叩いている姿(鼓腹撃壌:こふくげきじょう)を見て、尭は満足したとされる。
儒家の思想では、この尭、舜の時代が理想的だったとされる。いわゆる尭風舜雨といわれる穏やかな気象に代表される。