先週の金曜日、Toison d'Or (金羊毛騎士団)展を観に、ものすごく久々にメヘレンに行ってきました。 期待以上におもしろかった。 改修工事でしばらく閉まっていたヴァン・ブスライデン・ミュージアムが、工事を終えて再開、その最初の特別展です。 建物は15世紀~16世紀の典型的なブルジョワの私邸。 最も有名な持ち主がヒエロニムス・ヴァン・ブスライデンで、大金持ちで当時の為政者の政治顧問、ユマニストだった人。 私にとってベルギーが暮らしやすい場所であるのは、多様性と寛容という社会で共有される〈価値観〉があるからだけど、そういう価値観って一朝一夕に築かれたものではなく、何世紀にもわたって築かれたも…