<取材ノート> 熱戦の記憶が刻まれたプールに2年半ぶりに足を踏み入れた選手たちは皆、誇らしげに胸を張っていた。先月24日、パラ競泳のパリ・パラリンピック代表内定選手の壮行会が、競泳のパリ五輪代表選考会決勝前に初めて開かれた。会場は、東京パラが行われた東京アクアティクスセンター。競技のデモンストレーションもあり、参加したパラ選手たちは「幸せな時間だった」と喜んだ。 ◆金メダル獲ったプールで泳ぐのは東京パラ以来 大型スクリーンも活用して選手一人一人を紹介した後は、身体障害と知的障害の選手計6人が50メートルを得意の泳法で泳いだ。「かっこ悪い泳ぎはできない」と鼓舞し合って臨んだといい、東京パラで金を…