九州王者・熊本国府の強さの秘密は指揮官のトラウマ? 神宮で全国レベルを経験し、満を持して初の甲子園へ 秋の九州王者となり、初のセンバツ出場をほぼ確実とした熊本国府。手堅いゲーム運びの裏側には、指揮官の苦い経験がある 山田監督が甲子園で犯した拭い去れないミス 「じつは僕、やらかしているんですよ」 と語るのは、2023年秋の九州大会を制し、来春のセンバツ出場を決定的なものにした熊本国府の山田祐揮監督だ。 熊本工を卒業し、近大でもプレーした30歳の若き指揮官。高校2年時の2009年夏には、背番号17を付けて甲子園の大舞台も経験している。そんな山田監督が“やらかした”のは、三重と対戦した甲子園初戦のこ…