17日夜に愛媛、高知両県を中心に大きな地震が起きた。今の震度階級になった1996年以降、四国で震度6弱が観測されたのは初めて。広島、山口両県でも沿岸部で震度4を観測し、地震の怖さをまたも認識させられた。 死者が報告されていないのは不幸中の幸いだが、けが人は多いようだ。規模が同じ程度の余震も起きかねない。警戒を怠らないようにしたい。 今回の震源は豊後水道で、震源の深さは39キロ。南海トラフ巨大地震の想定震源域内とはいえ、フィリピン海プレート内部で起きており、プレート境界より約10キロ深いなど、発生メカニズムが異なるという。気象庁が「この地震で直接、南海トラフの可能性が高まったとは言えない」と説明…